負担上限額を超えて払った医療費は戻ってきます

医療機関や薬局で1カ月にかかった医療費が高額になった場合、申請することで自己負担の上限額を超えて支払ったお金が戻ってきます。

【自己負担の上限額】

年齢や所得などによって異なります。（参照：医療費の窓口負担一覧）

【対象となる医療費】

医療機関や薬局で支払った1カ月（月初～月末）の自己負担額。ただし、保険適用外の医療費や入院時の食費、居住費、差額ベッド代などは対象外となります（但し別途軽減措置あり。参照：高齢者の食事代・居住費の軽減）。
おひとり1回分の窓口負担では上限額を超えない場合でも、複数の受診や、同じ世帯にいる他の方（同じ医療保険に加入している方に限ります。）の受診について、窓口でそれぞれお支払いいただいた自己負担額を1か月単位で合算することができます。なお、69歳以下の場合は1医療機関での自己負担が2万1千円以上であることが必要です。

【申請先】

国民健康保険、後期高齢者医療保険の人：お住まいの市町村役場
協会けんぽ、健康保険組合の人：それぞれの保険運営者

ワンポイント

・入院や手術などで医療費が高額になることが分かっている場合は、事前に保険運営者に申請して「限度額適用認定証」の交付を受けましょう。医療機関での支払いを自己負担上限額までに抑えることができます。

医療費が100万円かかった場合

70歳（年収156万～約370万円）：負担上限額5万7600円