大阪社保協通信

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1305号 2025.1.30

 

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大阪社会保障推進協議会

 

万博への子どもの招待事業〜熊取町に続き、吹田市も見合わせ表明

大阪社保協では2024年度自治体キャラバン行動要望に万博への児童生徒の招待事業を実施しないよう以下のようにいれ、全市町村との懇談で万博の危険性を指摘し、こどもたちをこんな危険な場所に連れて行くなと強く要望してきました。

 

2.   こども・シングルマザー等貧困対策及び子育て支援について

K万博予定地の夢洲は、下水汚泥など96万トンが埋め立てられた島であり、メタンなどの可燃性ガスが発生し続けており328日の万博会場工事におけるガス爆発事故は、汚泥を埋め立てた人工島の表面をアスファルトやコンクリートなどで覆って多くの人を集めるイベントを開催する会場とするにはあまりにも危険であることを証明した。また、駐車場からゲートまで片道30分の道のりに屋根はなく、炎天下や大雨の中を歩かなければならない。となりのカジノ建設現場からは有害物質を含む粉塵が舞い上がっている。子どもたちが学校ごとにまとまって弁当を食べる屋根付きの場所は限られており炎天下で弁当をとらざるを得なくなる学校も出てくる可能性がある。子どもたちのいのちを守る、安全を確保する具体的な方策が示されていない中で学校行事として万博に子どもの参加をさせないこと。

★熊取町はいち早く昨年1223日「見送り」表明

大阪府熊取町の公立小中学校の校長会は20241223日、2025年大阪・関西万博について、混雑が予想され、児童・生徒の安全面に支障が出ることが懸念されるとしたこと。教員の下見が20254月以降になり十分な準備ができないと判断したこと。引率の際の安全面への対応や、昼食場所の確保などの状況が懸念されること。見学するパビリオンと見学時間帯が指定されることになっているが、会場までのバスが遅延した場合の対応などが不透明で不安があること。これらの理由を挙げ、安全に引率するのは困難だとして、教育委員会との協議の上で町立の小中学校全校で、学校単位での招待事業への参加を見送ることを表明し、児童・生徒と保護者に通知しました。

★吹田市は昨日129日「見送り」表明

吹田市は昨日別紙のように教育委員会と学校長が連名で保護者に「見合わせ」をする旨通知しました。

129日摂津市キャラバン〜すでに9校が「見送り」表明

昨日実施した摂津市キャラバンでは教育委員会担当課長から「各学校での判断となるがすでに小学校は4(10)、中学校は5(5)『不参加』の意向」との報告がされました。

★こどもたちの安心安全のためにこの動きを大阪全域にひろげましょう