大阪社保協通信

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1290号 2024.8.17

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大阪社会保障推進協議会

 

51回中央社保学校@大阪まであと2週間〜8/10中央社保協総会でも全国の仲間に呼びかけました。

8月3191日、大阪(メイン会場大阪民医連)で第51回中央社保学校が迫ってきました。全体で500人規模、そして地元大阪から200人を目標としています。

10日の中央社保協総会で大阪社保協・寺内事務局長が全国の仲間に呼びかけをいたしましたので以下掲載します。

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中央社保学校が迫ってきました。

今回大阪で開催するということで近畿ブロックで実行委員会を結成し近畿が一つとなってどこにもない内容を発信していこうと取り組んできました。チラシでは伝わらない内容をご紹介します。

今年は11日に能登半島地震が起き、今月8日長崎で、9日神奈川で地震が起き、南海トラフ地震の可能性も高まっています。震災は必ず起きます。問題はそのあとです。第一講座の田中正人先生のお話はまさに震災復興問題です。実は大阪社保協でも田中先生のお話を聞いたことがありません。75日に林事務局長・大阪社保協会長で学校長の安達先生といっしょに田中先生の研究室をはじめてお訪ねし懇談しました。打ち合わせの中で田中先生の出発点は神戸大学院生の時に1995117日の阪神淡路大震災を経験され、その後仕事として都市計画の会社で復興に携わり研究職に戻ったとのことで、今も神戸に住んでおられ、その後の震災すべてにかかわってこられました。私自身もぜひとも聞きたい内容です。その後石川県社保協と自治労連の特別報告をしていただきますが、それもうけて最後に田中先生にコメントをしていただきます。

 2日目の第二講座は政治と社会保障です。お三方はすべて関西の研究者のみなさんです。関西学院大学の冨田先生のご専門は政治学、直近の都知事選分析もされます。阪南大学の桜田先生は維新問題・万博カジノ問題で最前線で行動されている研究者です。大阪大学の元橋先生はジェンダー・フェミニズムとケアがご専門です。打ち合わせの中で、冨田先生からケア民主主義こそがこれからの日本の中心課題となっていくのではないかとのご提起があり、まさに私たち社保協の課題でもあるケア民主主義について深く掘り下げるシンポに期待が高まります。

 第三講座は今を生き、未来を生きていく若い方たちに焦点をあてた企画です。お話いただくのは大阪で若者支援や街づくりに携わっている方、兵庫で震災支援・避難者支援をしている学生さんたち、購買生協であるコープならの労働組合で活動している方です。打ち合わせはこれからですが、コーディネーターは佛教大学・長友先生にお願いしています。

 私はこの半年間の準備をしながらいまとてもワクワクしています。そしてみなさんに申し上げたいのは、この社保学校に参加しないともったいない、聞かないと絶対に損ですよ、ということです。こうした学校へは動員で参加するものではありません。みなさんに聞きたい、行きたいと思っていただけたら幸いです。

 大阪にはいま外国人観光客がたくさん来られているのでホテル確保はとても大変なのですが、大丈夫です。ちゃんと旅行社にホテルを確保してもらっていますのでぜひ大阪に来てください。来れない方はオンラインで参加できます。

たたかうためには学びが重要です。新たな気づきが力となります。そして秋からのたたかいにそなえましょう。ぜひ全国からたくさんご参加いただくことを心より願っております。

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 大阪社保協のみなさん、ぜひご一緒に学びましょう。申し込みはチラシのQRコード、またはフォームからお願いします。申し込みフォーム https://shahokyo.jp/shahogakkou-form/

 

813日、島本町社保協結成後、約束どおり自治体キャラバン実施。熊取町社保協からもご参加いただきました。

島本町は2020年度以降コロナ感染を理由に町がキャラバンを受け入れていませんでしたが、そのことに危機感を抱いた地域のみなさんが一念発起され今年114日に島本社保協が結成。結成後、すぐに町に結成のご挨拶に行かれた折に「今年は必ずキャラバンを受けます」と快諾いただいていました。そして、815日、島本町キャラバンが実施されました。島本社保協・佐藤事務局長より報告が届きましたので以下掲載いたします。

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8月13日島本町役場会議室で2024年度の自治体キャラバン行動が行われました。今年は大阪府下の町村で唯一福祉事務所を持っている島本町を見学したいと、熊取町から見学者二人の参加もあり、島本社保協から6人の参加、町側からは前もって伝えていた重点質問に沿って教育、福祉、介護保険の担当者がそれぞれ参加されました。

前もってここは聞きたいという項目は

1、     国民健康保険会計の財政調整基金の使い方

2、    子どもの虐待について(これは大阪社保協が毎年作られている資料によると、ここ2年程の虐待通報件数、対応件数が急に増えているため)

3、    ここしばらくマンション、住宅建設が増え続け、それに伴い子どもが増えると思われるが、学校、保育所、学童保育所、等の見通しはどうなっているのか

4、    マンション、住宅の増加に伴い、町内の道路事情への見通しは、

5、    防災の備えはスフィア基準に基づいているのか(台湾の迅速で質の高い避難対策はスフィア基準に基づいたものだったそうです)

このほか全国的に介護事業者の倒産、廃業が増えているが島本ではどうなのか、など1時間半にわたって質問、意見交換をしました。

 

1、     については国民健康保険に加入している町民に一人当たり15000円をコロナ以降健康増進支援金として支給している能勢町の例などを示して、5億円にもなる基金の使い方を工夫してもらうよう提起しました。

2、    は件数の数え方がケースごとではなく延べになっているせいで増えたもの。虐待に対する意識が高くなって通報が増えているのも事実だが、聞いたものは必ず確認している、問題にあたっても担当者任せでなく重層的に検討するようにしているため、そのせいでも数字が増えている、とのことでした。

3、    は特に第1、2小学校区で教室の不足が心配されるが、何とか特別教室の普通教室への転用で乗り切れるか推移をみている、第3小学校はまだ空き教室があるが、どのくらい子供が増えるか、注視していく、何とか教育環境は維持できるよう考えていく、

保育所は平成30年度の定員644人を令和4年度には1043人まで増やし、今は待機児なしとなっている、増えても弾力的運用で乗り切れると考えている、学童保育は今後増えても民間の学童もできるので問題ないと考えている、とのことです。

4、    について島本町内での交通事故数は大阪府下43自治体中39番目で少ない方、最近特に増えているということもない。楠公通りの水無瀬駅付近の渋滞については信号機の調整で経過を見ている、落ち着いていっていると思われる。百山・広瀬間のアンダーパスについては百山側に車の退避スペースを設けて経過を見ている。歴史資料館前の歩道の段差については応急処置しているが近々本施工の工事に入れる予定。JR西側に新たに住む人は電車を利用することが多いと思うので車の増え方はどうなるか注視していく、と懇談が終わった後に調べて答えてもらいました。

5、    島本では段ボールベッドなどは備えられているが、防災の対策はぜひこのスフィア基準に基づいてほしいと提起。

町内の介護事業所については介護報酬の改悪等での倒産・廃業はないが人手不足が深刻となっている。介護保険制度の存続について国からの費用負担がない限り難しくなっていくとの意見交換がありました。

以上、率直な意見交換がされ、終わった後には熊取から来られたお二人に、島本町の福祉事務所について丁寧に説明しておられ、親切な対応に熊取の方も遠くから来たかいがあったと喜んでおられました。

 

大阪社保協2024年度第2回幹事会

★日時 2024824()14:001630

★リアル会場  大阪府保険医協会

https://us06web.zoom.us/j/89712731230?pwd=fiM6Kqmu2SwvuXw0OjEfYJ6mD2SOV7.1

ミーティング ID: 897 1273 1230パスコード: 644596

★議題  2024年度下半期の取り組みについて

★参加対象 常任幹事、参加団体・地域社保協代表、個人会員