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第1288号 2024.7.30 TEL 06-6354-8662 Fax06-6357-0846 大阪社会保障推進協議会 |
中央社会保障学校from大阪へ参加しよう〜大阪社保協安達会長(学校長・実行委員長)からの訴え
★はじめに
案内チラシでご承知のように、本年8月31日(土)と9月1日(日)の2日間にわたって、中央社保学校from大阪が現地とZOOMのハイブリッドで開催されます。
中央社保学校は、
@
社会保障運動の歴史とたたかいについて学ぶ
A
現在の社会保障をめぐる情勢の最新の状況とたたかい方について学ぶ
B
情勢を学びつつ、社会保障入門講座を設置し、新入職員・同組合員の学習と活動家の実践・経験を深める場とする
C
開催地県の運動実践にまなぶ
D
社会保障運動にかかわる人の交流と学び場とする
の5つの柱を目的に開催されています。
★第51回大会が大阪で開催されることになりました
2019年の47大会後、2020年の大会はコロナ禍で開催が中止になり、2021年48大会からは現地&ZOOMのハイブリッドで開催されています。私は、2020年度に大阪社保協の会長に就任して以後、中央社保学校長として48回大会から学校長を務めております。今回51大会が大阪で開催されることになり。近畿ブロック社保協の協力も得ながら開催の運びとなりました。中央社保学校実行委員会を重ねて、案内チラシにあるように、大阪ならではの取り組みになるようプログラムを設定しました。地域社保協のみなさん方、周りの方々に声をかけていただき、こぞって参加されるよう訴えます。ぜひ、成功のためにご協力よろしくお願いいたします。
★第51回大阪大会の開設意義
コロナ禍で日本の社会保障とともに政治や社会の脆弱性が明確になりました。安倍・菅政治直結の岸田内閣の下で、「新しい資本主義」なるまやかしのスローガンの下、自助を基本とする政治、社会保障政策を引き続き加速させる政治が強く打ち出されています。
大阪では、維新政治によるコロナ禍パンデミックの際の犠牲者日本一の状況、またカジノ・万博誘致のために社会保障の削減など、いのちと暮らしにかかわる政策がないがしろにされてきました。中央社保学校の開催は、現在の日本の政治や社会の現状を広く深く分析し今後のあり方を考え、そのもとで社会保障の現状と改革の方向性を探っていくために、重要な意義があるものと考えます。
★51回大阪大会のテーマ、3つの講座の詳細内容について
51回大阪大会のテーマは、「未来を切り拓く権利としての社会保障」〜震災復興から自治体の革新へ、民主主義の道を歩もう〜です。
第1講座「災害復興政策の根本問題」田中正人追手門学院大学教授講演 8月31日(土)午後
特別報告2件 石川社保協 自治労連
7月5日(金)に中社保協・林事務局長と寺内順子さん(大阪社保協事務局長)と私の3人で追手門学院大学安威キャンパスに田中教授室を訪問して懇談しました。田中教授は1995年1月17日の阪神・淡路大震災の発生当時、修士論文の作成で神戸大学のキャンパスに徹夜でこもっていたときに被害にあわれたそうです。その後の、復興の実際や研究に携わる中で、災害発症時から復旧、復興に至る過程で不平等が拡大されていく実情に気づかれ、訴えてこられてきておられます。その中で強調されるのは、平時の備え(政策)がもっと大切なことだということです。東南海地震が30年間のうちに発生する確率が70%を超えるといわれる状況の中で、私たちが備えること、政策として掲げる内容について講演していただきます。
指定発言として、今年1月1日に発生した能登半島地震について、現地石川社保協から復旧・復興の現状と今後の課題について、自治労連から復興にさしての自治体の現状と今後の課題について報告をいただきます。
第2講座「政治と社会保障」パネルディスカッション 9月1日(日)午前
パネリスト 富田宏治さん(関西学院大学副学長・教授)
桜田照雄さん(阪南大学教授)
元橋利恵さん(大阪大学大学院・招聘研究員)
コーディネーター 山本淑子さん(全日本民医連事務局次長)
7月22日(月)に3人のパネリストとコーディネーターの山本淑子さん、林事務局長、寺内順子さん、私の7人で打ち合わせの懇談を行いました。富田先生、桜田先生は大阪では有名な方で、みなさんご存知の方だと思います。富田先生は懇談の中で、最近の状況としては東京都知事選挙での石丸現象をどう見るか、世代分断策略も含めて維新政治に言及されるとのことです。桜田先生は、カジノ・万博問題で維新政治を告発されてきた先生で、その活動の紹介をしていただきます。元橋利恵先生は、神戸女学院大学名誉教授・石川康宏先生の紹介でパネリストを引き受けて下さいました。ケアの倫理とフェミニズムの理論をベースに、現代の母性、家族、女性運動について、研究・教育活動を行っている先生です。
全体的に根本を流れるテーマは、新自由主義との政治対決、ケア民主主義が今後重要な課題となっていくことが示唆されました。
第3講座「若者たちと考える社会保障の未来」 9月1日(日)午後
コーディネーター 長友薫輝さん(佛教大学准教授)
登壇者 シェアリンク茨木(木曽稔之さん) 関学震災支援ボランティア・つむぐ 京都COOP労組
7月29日(月)現在、打ち合わせ懇談は実施されていませんが、長友先生からは現在の若者が抱えている生活問題と社会保障の関連、登壇者の方たちには、震災や生活困難を抱えた若者を支援してきたそれぞれの活動を紹介していただき、社会保障の未来について大いに語っていただく予定です。」
大阪社保学校は全体で500人参加・地元大阪から200人参加が目標です。地域社保協の方々はもちろん、周りの方に声かけしていただき、成功のためにご協力よろしくお願いいたします。
中央社保学校長 現地実行委員長 安達 克郎
日本一高額な「大阪府統一国保料」「介護保険料」に納得できますか?不服審査請求に取り組みましょう。
これまで、大阪の不服審査請求は介護保険料に怒る一揆の会・年金者組合・大生連を中心に大規模に取り組まれてきました。今回、統一国保になって初めての年に「不服」だという意思表示をしないわけには行けません。そしてさらには介護保険に対しても同様です。
不服審査請求は決定通知書を受け取ってから3か月以内に申し立てをしなければなりません。
明日7月31日に学習会をハイブリットで開催しますので、ぜひご参加ください。レコーディングをし、大阪社保協ホームページトップにもアップします。
怒りを不服審査請求に〜学習意思統一集会 ★日時/会場 2024年7月31日 / 大阪グリーン会館 ★オンライン情報 https://us06web.zoom.us/j/83796482751?pwd=scEg5JJAICacqkRRqvSUsRhIa48ec7.1 ミーティング ID: 837 9648 2751 パスコード: 780981 ★報告@ 「全国一高い大阪の介護保険料と不服審査請求の意義」 日下部雅喜氏 (大阪社保協介護保険対策委員長・介護保険に怒る一揆の会事務局長) ★報告A 「統一国保のもとで不服審査請求に取り組もう」 寺内順子氏(大阪社保協事務局長/一般社団法人シンママ大阪応援団代表理事) ★報告B「不服審査請求の方法と取り組みのポイント」 各地域の取り組み報告、質問・意見・交流など |