大阪社保協ＦＡＸ通信 第1086号 2014.12.12
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11．21吹田社保協・いのこの里共催「緊急介護保険学習会」に１０８名が参加！！国の改定に怒り、実態をつかみ行政に声を届けましょう（ニュースから転載）
２０１４年11月21日（金）、介護保険・医療制度の改定でどうなるのか、どうすべきかを考える緊急の学習会を、いのこの里育てる会と吹田社会保障推進協議会の呼びかけで開催され10８名が参加しました。
★4人の方から報告
いのこの里山本施設長から、緊急学習会開催の経過と改定の内容を知ることが大切と開会あいさつ。
社会福祉法人こばと会事務局長の正森さんから、2015年介護保険制度改定の概要についての報告があり、予防給付から締め出される人の実態をつかみ、生活を守ることと、自治体での具体化に向けて要求を届けようと提起されました。
吹田市介護保険事業者連絡会の鎌田さんから吹田市介護保険事業者連絡会軽度者問題作業部会が行った「アンケート調査からみた軽度者問題」について、特に要支援状態の維持や改善のためには専門職の役割が大きいこと、要支援者を重度化させないためにも、ヘルパーの仕事内容や専門性が必要と強調されました。
医療法人共愛会専務理事の中野さんからは、国が進める「社会保障・税一体改革」が目指す医療と介護機能再編の将来像について、政府は医療費・介護費用の削減を自己責任で乗りきるもので、一般病棟は限りなく縮小され、お金がない者、行き場を失った困窮者が大量に生み出される、と指摘し人権としての医療・介護保障を求める声を広げようと報告されました。
いのこの里総主任の佐々木さんから、2015年改定による特養への影響として、特養の対象者は要介護3以上、利用料2割負担、多床室の部屋代アップ等の問題を事例に基づき報告され、特養とは、在宅での生活が難しくなられた方の最後の砦であるが、利用制限されるなどで利用できなくなる。その方らしい生活が守られる制度が必要と報告されました。
★何のために作られた介護保険制度でしょうか
報告者の話を聞いて、世帯分離していても利用料が上がるのか。どんどん悪くなっていく介護保険制度、何のためにつくられた制度なのでしょうか。吹田市はどう考えているのか等の質問や感想が出されました。
緊急の学習会にも関わらず、学習会のテーマである「どうなる どうする」と心配された方々の参加が目立ちました。学習会の最後に、参加者一同で集会アピールを確認し合いました。
★制度改悪を許さない一番の近道は総選挙で政治を変えること
閉会あいさつで、阿部吹田社会保障推進協議会会長から、報告者への感謝と諦めないで行動を起こすこと。一番の近道は、12月の総選挙で託せる政党に投票すること、と述べられました。
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●参加者の構成 |
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介護事業者 |
41 |
名 |
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地域一般 |
31 |
名 |
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こばと会職員 |
36 |
名 |
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●学習会の感想 |
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分かりやすかった |
41 |
名 |
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難しかった |
6 |
名 |
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その他 |
4 |
名 |
※当日の感想、アンケート（51名から回収）は今後の企画に活かします。ありがとうございました。
・はじめて詳しい話が聞け、参考になりました。
・国の介護保険制度改定について怒りを感じました。誰もが健康に生き生きと住める吹田市にしたい。
・どんどん悪くなっていく介護保険制度、何のためにつくられた制度なのでしょうか。
・ヘルパーの事例をたくさん説明して下さり、わかりやすく勉強になりました。
・いろんな角度からの話が聞けて良かったが、どうすればいいのか、これから考えて行きたい。
・介護の仕事をしています。軽度者問題については、はじめて知ることもあり、とても勉強になりました。
・自分もお世話になるであろうと思うと、びっくりしました。良い方向になる事を祈ります。
・介護現場にいると、今回の改定の内容を分かっていないと感じる時があります。
・「困る」と声を上げる仕組みが弱いのか、仕方がないと言われるような世論を動かす運動がしなければ。
・今後の方向性では、介護放棄、暴力等の増大の不安しか見えません。金でサービスを買えという事か・・。
・ 老後は益々不安が募り、生きていくのが難しい世の中にならないようにがんばります。
・全てにおいて自己負担増ばかり、お金がないとサービスも入所もできなくなるようで怖い。