大阪社保協FAX通信   1025号 2013.1.4                                        

 

新年あけましておめでとうございます。

井上会長からの「新年のご挨拶」をお届けします。

みなさまへ 大阪社保協は本日4日が仕事始めとなります。

大阪社保協・井上賢二会長より「新年のごあいさつ」をさせていただきます。

 

大阪社保協新年の挨拶

 明けましておめでとうございます。今年は希望の持てる年にしたいものです。

昨年暮れの総選挙では民主党の大敗で自民党が復活しましたが、小選挙区制の弊害が見事に出ました。自民党の小選挙区の得票率は4割に過ぎませんが議席では8割を占めました。これでは民意が政治に反映できません。民主主義の基本と言われている選挙制度で民意が反映できない小選挙区制度見直しの声はマスコミにもとり挙げられています。

今回の選挙は日本の国政を左右する重要課題(消費税、原発、TPPなど)に国民が審判を下す選挙でもありましたが、マスコミはこれらの争点を隠し、選挙後の枠組みばかりを報道する異常さが目立ちました。その結果、衆議院では自公で三分の二以上の議席を占めることになり、消費税をはじめとした悪政が7月の参議院選挙後に一気に行われることになるでしょう。とりわけこの夏までに「社会保障制度改革国民会議」の結論が出され、社会保障改悪の動きが強まります。秋には景気が名目3%実質2%の経済性成長があれば消費税が来年から8%に引き上げられます。マスコミは一斉に消費税ひきあげに向けての報道を加熱するでしょう。

大阪ではさらに橋下大阪市長の民主主義を無視した手法での大阪市解体が行われようとしています。今まで以上に住民のたたかいが求められています。

こうした情勢の下では国民の声をいかに結集するかが鍵だと思われます。どんなに政治が悪くなっても政治を変える力は国民の運動です。生きる希望、働きたい、健康でいたい、医療・福祉を良くしたい、子供や孫にいい世の中を残したい、これらの要求がある限りたたかいは続きます。

大阪社保協の合言葉は「21世紀は社会保障の花開く世紀に」です。国づくり、地方自治体づくりは社保協の課題です。まさしく社保協の出番です。長期を見据えて学習し活動は地域で、社保協のないところでは今年中に作りましょう。何でも相談のスッテカーもできました。大いに街中に貼って、住民の相談活動から始めましょう。今年も宜しくお願い致します。

201314日   大阪社会保障推進協議会 会長 井上 賢二